オゾンは、酸素原子3つからなる不安定な物質です。菌やウイルスなどの有機物に接触すると、酸素原子1つが分離して酸素(O2)に戻ろうとします。この時、分離した酸素原子が菌やウイルスの細胞膜やタンパク質と反応して酸化させ、破壊します。
オゾンの殺菌力は、濃度と接触時間によって異なります。一般的に、濃度1ppm以上で1時間以上接触させると、ほとんどの細菌やウイルスを死滅させることができます。
具体的には、次のようなものが挙げられます。
細菌:サルモネラ菌、大腸菌、結核菌、インフルエンザウイルス、ノロウイルス、新型コロナウイルスなど
カビ:カビ菌、酵母菌など バクテリア:ボツリヌス菌、破傷風菌など
オゾンは、臭いの原因となる有機物に接触すると、酸化させて無臭化します。
具体的には、次のようなものが挙げられます。
タバコ臭、汗臭、ペット臭、生ゴミ臭、腐敗臭など
オゾンの消臭効果も、濃度と接触時間によって異なります。一般的に、濃度0.1ppm以上で15分以上接触させると、臭いを大幅に軽減することができます。
消臭